『ADHD』の僕が『ADHD』についてまとめてみたよ
こんにちは
医者からADHD診断をもらっていますサナギです。
今回はADHDについて話したいと思います。
これは僕が生涯を通して向き合わなければならないものなので、
何回かテーマを分けて細かく書いていこうと思います。
今日はADHDとはなんぞや?ということについてです。
※一言でADHDといいましてもいろいろなタイプがいますし、僕個人の主観が入っております。あくまでも参考程度にして下さい。
ADHD(注意欠陥、多動性障害)
ADHD(Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder = AD/HD)は、別名を注意欠陥多動性障害とも呼ばれ、不注意(集中力がない・気が散りやすい)、多動性(じっとしていられない・落ち着きがない)、衝動性 (順番を待てない・考える前に実行してしまう)の3つの要素がみられる障害のことです。
小さい子どもであればこれらの要素は誰にでも見られるものなので、周囲の人に障害として理解されづらく、ただの乱暴者や親のしつけができていない子などと誤解を受けてしまうケースが多々あります。※
ADHD(注意欠陥、多動性障害)
・不注意
・多動性
・衝動性
という3つの症状があります。
これらの要素が絡み合って、日常生活に支障がでているのが特長です。
ひとつひとつの要素を見ていきましょう
不注意
・ひとつの作業に集中するのが難しく、興味がないと集中が続かない
・とても気が散りやすい
・細部をミスする
・物事を忘れる
・部屋が散らかる、忘れ物が多い
これはほんまにそうで、興味のない事務仕事なんかさせられた際は、最悪ですね。
ミスは多いわ、集中できないわで事務系の仕事との相性としては最悪だと思います。
あと部屋が散らかる傾向にあります。忘れ物も半端なく、多いです。
多動性
・じっと座っていることができない
・一方的に絶え間なく喋り続ける
・黙ってじっとし続けられない
僕は子供の頃から学校の授業がほんまに苦痛でした。興味のあることや、対話式のものならばいいんですが、興味のないことを一方的に聞くことがとてもとても苦痛でした。
小学校の低学年
この頃が一番ひどくて、授業中に勝手に一人で出歩くわ、おもしろいことがあったら、授業中なのに《あ!これおもしろいよ!聞いて聞いて!》などすぐ隣の子に話しかけてました。先生も対応に困って、一人だけ先生の真横に《特別席》を作られて、3か月ぐらいそこで過ごしてました。笑
普通にヤバいやつですね!笑 問題児です笑
大学時代
90分間の授業に耐えれず一人だけ立ち歩いて、トイレに行きまくったりしてました。考えてみれば、何百回もあった授業ですが、最初から最後まで外に行かず受けられた授業は片手でおさまるぐらいです。よく先生に怒られました。 先生、ごめんな!
会社員時代
会議なんか最悪でした。僕が司会ならいいんですが、入社数年のやつが司会になることは当然なく、自分が中心ではない会議を黙って聞いていなければなりませんでした。しかし、じっと座っていることができず、トイレに行くふりして、時間を潰し、よく上司に怒られました。上司には申し訳なかったですが、当時の僕はそれでも精一杯でした。
衝動性
・自分の話す順番を待つことが出来ず、遮ってしまう
・自分の感情を抑えることが出来ず、行動や言動に先にでてしまう
世の中には《短期は損気》という言葉があります。これは僕もすごく良くわかる。
しかし、抑えられないときがあります。情けないけど、、、
自分がこれをしたい!と思ったら我慢ができないんすよ。すぐやってみなければ気がすみません。
また僕は並ぶのが大ーーーーーっ嫌いです!
ラーメン屋の行列も並べないし、ディズニーランドなんか行ったら最悪です。2時間で帰りました。アトラクションも並べて20分。もう何も乗れませんよね。プーさんのハニーハント乗りたかったなあ( ; ; )ディズニーランドをぐるっと一周散歩して帰っただけの散歩イベントでした。
あと僕は普段は温厚で、平和主義なんですが、理不尽な目にあうと怒りがバーーーー!ってなってしまうんですね。瞬間湯沸かし器みたいなところがあって、自分の感情を抑えきれないときがあります。T-falもびっくりですよ! なので、僕のことを良く知っている人は僕に絶対に喧嘩売りません笑 今後は自分の衝動性をできるだけ、抑えて行動したいですね。
ADHDの割合
ADHDは子供に多いとされていて、大人になるにつれてその症状は改善されていくものだと言われていました。しかし、最近では大人でもADHDの症状が緩和されずに残っている人がいることがわかっています。
文部科学省による全国実態調査では、ADHDが疑われる子どもは2.5%とされています。
この割合であれば確実に学年に1人以上はいる計算になるのです。
なお、大人になるにつれて、症状が改善していく場合も多いので、割合は下がっていきますが、日本国内での調査では約1.5-1.7%と言われています。
また男女の比率で見たとき、約3~5倍程度で男性での発症率が高いことがわかっています。
海外ではもっと多いADHDの割合
アメリカでの5~17歳の子供を対象とした別の調査によると12%以上がADHDだというデータも報告されています。
これは、アメリカの方がADHDに対する研究が進んでいて、その対策もとられているので認知度が高いからだと思います。
併発疾患率の高さ
ADHDの人はADHD単体だけではなく、他の疾患(うつ病、PTSD、アスペルガー症候群、アルコール依存症など)も併発している可能性が高いという統計が出ています。
僕が診断を受ける際も、他の疾患を併発していないか入念にチェックされました。おかげで何度も通院しないといけなればならず、大変でした。近くのコーヒー屋さんのマスターに顔覚えられましたもん笑
診断と治療方法
ADHDはその性質から非常に診断が難しいと言われております。
まずはネットで簡易的な診断テストを受けて、その後近くの治療院を探すというのが基本的な流れになると思います。
このサイトから検索するのがいいと思います。
日本では主に投薬治療が基本です。
2017年現在、日本でADHDの適応薬として認可を受けているものは「ストラテラ」、「コンサータ」、「インチュニブ」の3種類。
ちなみに僕はストラテラとコンサータを服用したことがあります。
ADHDの周りの誤解
僕はもれなくADHDなので、不注意、多動性、衝動性の3つが顕著にでています。
『こんなのだれでもあるじゃん! 俺もそんな感じだよ!笑』
僕が職場の上司にADHDであることを打ち明けると、大抵こう言われました。
でもね、違うんだよ!もちろん誰にでもこういう要素はあるのかもしれないけど、僕らADHDはそんな比じゃないの!!!この3つの要素が強すぎて、どんなに頑張っても全然できないの!度合いのレベルが違うんだよ!!!!
このハゲーーーーー!!!!(上司はフサフサでした。笑)
と毎回ツッコみたくなりました。でも結局いくら説明してもわかってはもらえないですし、仕事はボランティアではなく、結果を出さなくてはいけないものなので言い訳にはなりません。どんな説教にもぐっとこらえていました。
結局、ADHDのせいで全然仕事が上手くいかなかった( ; ; )
まとめ
ADHDは近年、大変注目されています。しかし、まだまだ情報も対策も不十分だと思います。僕自身、ADHDとわかって、日常に様々な工夫をしました。今後はADHDを知ってもらう事とその対策をあくまで僕個人の目線になってしまいますが、シェアできればなと思います。
以上、《『ADHD』の僕が『ADHD』についてまとめてみたよ》
でした!
ではでは( ´ ▽ ` )ノ